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Fender Japan 1997-2000 JB62-ASH “Custom Color” (Emerald Green Sparkle)

当店企画でFender Japan 1997-2000年製の個体をベースにカスタムカラー「Emerald Green Sparkle」のジャズベースを制作いたしました。
*大変手間と時間の掛かる企画ですので次回作は未定です。大体1-2年に1本ペースで行っております。

今回は良材が豊富にあった90年代から2000年初期の中古フェンダージャパンより当店にて鳴り・コンディションを選定した個体を完全剥離のち、
音質重視の下地からのオールラッカーにて仕上げました。
*MBS未満のグレードのUSAやCustom Shopグレードのラッカーフィニッシュを謳っている物でも多くはトップラッカー仕上げで下地まではラッカーを使用しておりません。
素体になった個体はJB62でもレア仕様なアッシュボディ仕様になります。
2014年に50本限定で生産されたFender Custom Shop TAKANAKA StratocasterⅡ(高中正義モデル)にかなり近い色合いになります。
通常、これだけ大きいメタリックフレークの入ったスパークルカラーではラッカー塗装は難易度がグッと上がり難しく、ウレタン塗装になることが殆ど(前述のCustom Shopもウレタン塗装です)ですが、
制作するに当たってどうしてもオールラッカーの拘りだけは曲げたくなかったので当店が全幅の信頼を寄せる塗装担当に
「限界までメタリックフレークを大きくして尚且つオールラッカーで仕上げてほしい」と相談し、細かな仕様調整などやり取りを重ね、約半年の月日を掛けなんとか実現することが出来ました。
サウンドだけでなく雰囲気も大変美しく、量販品レベルではまず実現しない仕上がりになります。

オリジナルのポリウレタンは大変分厚い塗装でしたのでリフィニッシュ前と比較すると約200gほど軽量になりました。
Fenderのシンラッカーシリーズより薄く、弾き込んでいくといい感じに塗装が剥げていくよう狙っております。
ネックは変更を加えておらずオリジナルになります。

ピックガードは茶鼈甲柄へ変更しております。

リフィニッシュをしていないネック部分については製造より30年近く経過しますので使い込みによる使用感など雰囲気が出ている状態ですがフレット約80%残、ネックはほぼストレートで演奏面のコンディションも良好です。

見た目や仕様にビビッときた方は売約済みとなる前にお早めにご注文・お問い合わせをお願いいたします。