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Fender Japan 1993-1994 Stratocaster “Custom Color” (Emerald Green Sparkle)

当店企画でFender Japanフジゲン期Pシリアル(1993-1994年製)をベースにカスタムカラー「Emerald Green Sparkle」のストラトキャスターを制作いたしました。

今回は良材が豊富にあった90年代頃の中でも作りの良さに定評のあるフジゲン期の中古フェンダージャパンより当店にて鳴り・コンディションを選定した個体を完全剥離のち、
音質重視の下地からのオールラッカーにて仕上げました。
2014年に50本限定で生産されたFender Custom Shop TAKANAKA StratocasterⅡ(高中正義モデル)にかなり近い色合いになります。
通常、これだけ大きいメタリックフレークの入ったスパークルカラーではラッカー塗装は難易度がグッと上がり難しく、ウレタン塗装になることが殆ど(前述のCustom Shopもウレタン塗装です)ですが、
制作するに当たってどうしてもオールラッカーの拘りだけは曲げたくなかったので当店が全幅の信頼を寄せる塗装担当に
「限界までメタリックフレークを大きくして尚且つオールラッカーで仕上げてほしい」と相談し、細かな仕様調整などやり取りを重ね、約半年の月日を掛けなんとか実現することが出来ました。
サウンドだけでなく雰囲気も大変美しく、量販品レベルではまず実現しない仕上がりになります。

リフィニッシュ前と比較すると約200gほど軽量になりました。
Fenderのシンラッカーシリーズより薄く、弾き込んでいくといい感じに塗装が剥げていくよう狙っております。
ネックはオリジナル(ヘッドトップのみマッチングヘッドへリフィニッシュ)になります。

ピックガードはパール柄へ変更、ピックアップはFujigen ES-V5(バスウッドボディとの相性が良かったのでセレクトしました)、ポットは国産品、配線はクロスワイヤータイプ、コンデンサはオレンジドロップにて組み込み直しております。
バックプレートは欠品ですがネジ穴は空いております。

リフィニッシュをしていないネック部分については製造より30年経過しますので使い込みによる指板やネック塗装面のハゲなど雰囲気がバリバリ出ている状態ですが
すり合わせ済みでフレット約70%残、ネックはほぼストレートで演奏面のコンディションも良好です。

見た目や仕様にビビッときた方は売約済みとなる前にお早めにご注文・お問い合わせをお願いいたします。