コンテンツへスキップ

Williams Monster Bash ピンボールマシンを修理・整備しました。

  • by
1920年代から1950年代に制作されたUniversal Studio(ユニバーサルスタジオ)の映画に出てくる怪物たち(通称:ユニバーサル・モンスターズ)が総出演するピンボール「Monster Bash」になります。

Williamsピンボール撤退直前(90年代後半)の成熟したピンボールマシンの中では比較的シンプルなゲーム性で初めてピンボールを触る方から上級者の方まで人気のあるマシーンです。

入荷時のコンディション。相当回数遊ばれた影響でスコープ(中央右辺りの穴)が大きく広がったり、ところどころインサートのデザインが剥げてしまっているので修正が必要です。

拡大写真。何度か簡易的な補修がされた形跡がありますが、原型を留めていないほど削れてしまっています。

広がってしまっていた部分をパテ埋めで修正。その後、手書きでオリジナルを参考にペイントしていきます。
最後に穴が再度広がらないようにプロテクターを装着しました。

長年の使用で使用不可能になってしまったフランケンシュタイン。高速のボールが当たるのでバキバキになっていました。

二液エポキシにて全体修復。パーツのなくなってしまっていた右手人差し指はプラスチックにて造形しました。(写真を取り忘れましたがこの後、塗装して修理箇所が分からなくなりました。)

フィールドは全てのパーツを取り外して壊れたパーツの交換、壊れやすいパーツの予防交換、全体クリーニングをします。

廃棄したパーツの一部。最終的に写真の1.5倍ほどの廃棄が出ました。
パーツ一点をとっても全て輸入が必要で不足パーツを修理整備期間中に4−5回に分けてアメリカへ発注・国際発送にて取り寄せを行いました。
アメリカから見つからないパーツはヨーロッパ諸国からも取り寄せました。

整備後1

整備後2

整備後3

こちらのピンボールマシンは弊社ライナーノーツ土浦店3階にて稼働しております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です